2008/08/10 (Sun) 02:18
地元へ。

おととい、昨日と同窓会で地元へ帰った。
「地元」というのは、僕が小学6年生まで過ごした埼玉県毛呂山町のことである。
上石神井の友達とは中学3年間しか一緒にいなかったので、
地元と呼ぶには毛呂山の方が思い入れが強い。

地理的にとても行きにくい場所なので、こういう機会でないと行けないと思い、
忙しい時期だとは分かっていたものの、思い切ってWASAを休んで行って来た。
東京に引っ越してきて以来だから、ほぼ7年ぶりの友との再会。
ずっと前から楽しみにしていた。

当日、作業から直接毛呂山へ。
しかし、日頃の行いが悪いのか、東武東上線が事故で90分ストップ。
幹事に謝りのメールを打ちつつ、ワンマン列車に乗ってひたすら田舎へ。
二時間遅れで東毛呂駅へ降り立つ。

駅前は僕がいた頃と何も変わっていなかった。とにかく無駄に広くて、何も無い。
ぽつんとある駅前の居酒屋へ急ぐ。

そっと開けた居酒屋のドア。
綺麗な女性の店員さんが僕を見てあっと声を上げた。
僕自身は全く気づかなかったのだけれど、どうやら同級生の女の子だったらしい。
あぁ、こんなに立派になっちゃって・・・。
店の奥の貸切スペースに案内されると、柄の悪い集団が待っていた。
タバコをふかし、愉快に酒を飲み交わす絵に描いたようなヤンキー。
僕を見るなり歓声をあげた彼らこそ、僕の大切な友達だった。


お調子者のあいつは今も全く変わっていなかったけれど、今では会社勤めのサラリーマン。
ボーナスで買ったマイカーは地元のやつ等の格好のおもちゃになっていた。

悪ガキだったあいつは周りからギャル男とよばれていたが、
人に気を使える優しい男になっていた。

少年野球でファーストのポジションを争ったあいつはずいぶんスマートになった。
でも、お前、その茶髪は止した方が良いんじゃないかな(笑)

飲み会のあとは、夜の街へ。
僕の昔の家や、少年野球をやっていたグラウンドなんかを見て回った。
昔みたいにあいつらと馬鹿なやり取りをしながら。

同級生の家の寿司屋を見て、神社の前を通り、茶畑を抜けて、昔よくザリガニを取ったあぜ道へ。まさに田舎の風景がそこにはあった。



今、こうやって思い返してみると、毛呂山にいた2日間がまるで夢のようだ。
7年前小学生だった友達は、当たり前だけど大人になっていて、
僕が暮らした街並みは微妙に前とは違っている。
まるでタイムスリップしたような不思議な感覚。
でも、「いつでも帰って来いよ」と言ってくれる彼等の本質は、昔のままだった。

東京に出てきて、嫌なことや楽しいこと、いろいろあったけれど、
何というか、毛呂山の存在がすごく自分の中では大きくて、心に引っかかっていた。
でも、今回こうしてみんなと会えたことで、少し気持ちが晴れた気がする。

東京に出てきていなかったら、今の僕は無い。
ここに自分がいるのは積み重ねがあっての必然で、
あの街にいたらきっと全く違った人間になっていただろう。
だから、きっと過去に囚われることに意味なんて無い。

僕は、東京に生きる。
あいつらは、毛呂山に。

7年目にしてやっと区切りをつけられた。


どうやら来月にもまた同窓会をやるらしい。
今度は遅刻しないことを誓って、僕は毛呂山をあとにした。

ありがとう、みんな。

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